EACH

00年8月31日、惑星「地球」に隕石が落下する。
人類はその隕石が放つ特殊なエネルギー波の調査に乗り出した。
けれど誰1人として、その隕石が意思を持つモノであるとは考えもしなかった。
たった独り、宇宙を旅するモノであったそれは、人類の住む惑星に降り立ち、そしてその生涯を終える――

隕石の調査を行っていた人類は、何の奇跡か偶然か、
1人の女性の身に新しい命が宿っていることを知る。
隕石の放つエネルギー波の影響を受けてしまった胎児は、それまでその歴史を培ってきた人類とは、
大きく異なる力を得ていた。

けれど胎児は人として生まれることはなく、その短い生涯を終えた――


人類は貪欲に、研究を続けた。
胎児をもとにつくり出した、新たな子供たち。

人の形を成すことなく、つくられては見捨てられる子供たち。

非道な研究の中、遂に誕生した完璧な人の姿を成し、
それまでの人類が持ち得ることのなかった力を持った少女AI。

新人類NEO――ネオ。

AIが誕生したことで、ネオの研究も飛躍的に進んでいった。
無計画に量産されるネオの子供たち。
過酷な研究環境の中、AIはとある未来を視た。

新人類ネオと旧人類ヒトとの、目を覆いたくなるような惨劇。

いつの日か訪れるヒトとネオとの全面戦争。


迎えたくない未来から逃れるため、AIは選択を続けた。

その先の未来へ続く、
空想近未来物語――