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眠りの守り姫
04

すると、燃え盛る小屋を強い光が包み込みました。

炎とは違う、優しくて温かい光です。

大人達も子供達も、眩しくて目を閉じました。

けれど、すぐに光は弱まって消えていきました。

小屋を包んでいた、炎と一緒に、消えていったのです。

光が全て消えた時、大人達は涙を流しました。

「何て事をしてしまったんだ」

と、誰かがぽつりと言いました。

あの、強い光に目が眩んだ時、
大人達は、女の子の優しさに触れたのです。

女の子の
『大好き』
という気持ちが届いたのです。

『皆を助けて』
という声が聞こえた人もいました。

ある人には、
『ごめんなさい』
という声が聞こえていました。


「そうだ…。助けに行かなければ」


誰かが言いました。

そうだ、そうだ、と大人達は小屋に近づき、
焼けた扉をこじ開けました。

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アルファポリス掲載版
守り姫
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2.守り姫の夢 3.守り姫の待ち人
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